波待ちダイアリー6 Tsunami evacuation drill

津波避難訓練。

秋の日の湘南。早朝よりホームでサーフィンを楽しんだが、この日は早々に切り上げて帰宅。エリア一帯の津波避難訓練があるから。アトリエを兼ねた我が家は、海まで3分。海沿いの住民にとって津波は他人事にあらず。大きな地震が発生すると、待ったなしで襲いかかってくる。僕は好んで海辺の生活を送っている。波乗りによし、散歩によし、イラストの着想にもってこいの場所。だけど、この津波だけは避け得ないリスク。今でも東日本大震災や能登半島地震の津波映像がYoutubeで流れると、背筋が寒くなる。

海は奪ったものを返さない。

波乗りをしていて痛感する。海という大自然の前に人間は全くの無力。サーフィンで、波に巻かれてグルングルンになる時、嫌というほど自分の無力さを思い知らされる。僕たちサーファーは、海に対して畏怖の念を抱いているが、海はサーファーに対して全くの無慈悲。そのことを肝に銘じておく必要がある。

秋空の下、避難場所の小高い公園に到着。季節外れの陽気に思わず汗ばむ。海への思いを改めて見つめ直し、背筋が少しピンとする。日々是好日なり。

Ryuei

*波待ちダイアリー5

 

 

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